御神木として境内中央に聳える「夫婦杉」は古川神社合祀以前よりあったとされ、その樹齢は400年ほどと見られる。古川の名木として書籍等にも取り上げられ、別名を子宝杉とも云い伝えられる。古くより家内安全・夫婦円満・子授け・安産などの御利益があると言われ崇敬の念を集める御神木である。

本来杉は雌雄同株であるが、古くより東側を雄杉、一回り小さい西側を雌杉と呼んでいた。雌杉には幹の一部が膨れ上がり「子宝に恵まれると」言い伝えられるようになった由来であると伝わる。